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2023.07.14

紙と金が織りなすジュエリーブランド「ikue」

「ikue」は、伝統技術「三方金」と製本の技法を用い、新たな紙の魅力を引き出したジュエリーブランド。
金箔で縁取られた100枚の紙は、匠の技によって本のように重ね合わされ、1枚の紙の厚さは、なんと0.1mmという薄さ。
これにより、金属のような重厚感を纏いながらも、実際の重さはわずか5gという、洗練された紙の「ジュエリー」になるのです。

紙の可能性を広げる上質なデザイン

シンプルなコーディネートが華やかに

あうんバイヤーのおすすめは、シンプルなワンピースやシャツにikueを合わせるコーディネート。ゴールド/シルバーの輝きで存在感があり、ikueを身に着けるだけで、日々の洋服がドレスアップしたような装いに。そして、素材が紙なので驚くほど軽い!沢山持っているピアスの中で、ついikueを付けてしまう理由にはこの軽さがあります。

経年変化していくのもikueの魅力

経年変化が楽しめるのもikueの魅力。
長く使うことで少しずつ箔がはがれ、大事に使い込まれた骨董品のような表情になっていきます。

ikueは本から出来ている

ikueの着想は、装丁技術のひとつである「三方金」に由来しています。
三方金とは、書籍の最断面に金箔を貼ることで、本を美しく飾りつつも、同時に紙を虫害や汚れから守ることを目的とした技術です。
この三方金に加え、紙を束ねる際の製本手法ごと宝石状に昇華することで、本の構造に限りなく近い「ikue」というジュエリーが誕生しました。
三方金の持つ煌びやかさ・機能性と、紙の繊細さ・軽やかさを併せ持ち、今までにない美しさを形作っています。

洗練された技術と感性

ikueは一枚一枚の淵に美しい金箔が塗られた紙の集合体であり、紐解けばそれの製造方法は限りなく製本技術です。
ikueの製造を行っているのは、製本のスペシャリストである「篠原紙工」さん。
確かな技術をもとに、遊び心溢れる製本技術を世に出し続けている紙工所です。
ikueに使われる紙のサイズは、通常の本よりはるかに小さい2~3㎝程度。篠原紙工さんの匠の技によって100枚の紙はひとつに綴じられ、金箔の輝きを纏うジュエリーが生み出されています。

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