陶磁器メーカーのニッコー㈱は、サーキュラーエコノミーの原則に沿ったさまざまな取り組みを進めている。その取り組みの一つとして、世界初の捨てられる食器から生まれた肥料「BONEARTH(ボナース)」を使って育てたこしひかりを、「ボナース米」と名付け、販売開始。収穫されたお米はこしひかりの一等米であり、300g、1kgなどを用意している。
- NIKKOがお米を作る背景
NIKKOでは、捨てられる食器から生まれた肥料「BONEARTH」を起点とし、生産者から消費者まですべての人がつながり合い、楽しみながら、持続可能な“食の未来”について考えるためのコミュニティ、「BONEARTH CIRCULAR COMMUNITY(ボナースサーキュラーコミュニティ)」を発足。その活動の一環として、「BONEARTH」を使い様々な農作物を育てており、「BONEARTH」を使って日本人の主食であるお米を栽培した。
- おいしくて安全なお米「ボナース米(こしひかり)」とは
ボナース米はNIKKOの本社がある白山市、そこに位置する鳥越地域で育てられている。鳥越地域は、山間部で寒暖差が大きいことや、白山おろしと呼ばれる山風、朝日が早くのぼり夕日が落ちるのが早いなど、昔からおいしいお米ができると言われており、そこで育つお米は、中山間地のため稲の成長が遅く、穂の数が少ないことが特徴。穂の数が少なく育ったことで、お米に旨味がぎゅっと詰まっており、炊き上げた時に光沢があり、口の中でふわりと広がる甘さで最後まで美味しいお米に成長します。
昨年の全国的な猛暑・水不足で一等米に認定されるお米が減少する中で、収穫された「ボナース米」は、一等米の評価を受けた。
- 販売概要
販売場所:LOST AND FOUND TOKYO STORE
販売価格:「ボナース米」
300g ¥648(税込)、1kg ¥972(税込) など
300g(2合)は気軽にお試しいただける量で、プチギフトにも最適です。
- LOST AND FOUNDとは
「LOST AND FOUND 」(=忘れ物保管所 )は、確かな技術に基づいて長い間作り続けられてきたのに、世の中に溢れた多くのものに紛れてしまったり、今も通用するのに時代の流れに埋もれてしまった良いものが見つかる場所として、2021年5月にECサイトを、11月に富ヶ谷に旗艦店をオープン。
【LOST AND FOUND TOKYO STORE】
住所:東京都渋谷区富ヶ谷1-15-12 1階
TEL・FAX:03-5454-8925
営業時間:11時〜19時
定休日:火曜日
ECストア URL:https://lost-found-store.jp/
- BONEARTHとは
NIKKOが開発した、世界初(※)の捨てられる食器から生まれた肥料。NIKKO FINE BONE CHINAの原料(牛骨の灰)に含まれるリン酸三カルシウムが肥料として有効なことから開発が始まり、器を肥料化してリサイクルする技術を確立した。
※陶磁器業界、肥料業界の主要企業では世界初となるリサイクル肥料(ニッコー(株)調べ 2023年10月)
- ニッコーの目指す、サーキュラーエコノミーの実現
ニッコーでは「100年後の、循環する未来をデザインする」をテーマに、陶磁器事業を中心に「サーキュラーエコノミー(循環経済)」の原則に沿った取り組みを進めてきた。次の100年も陶磁器づくりを続け、豊かな食とそれを楽しむ時間を守り続けていくためには、大量生産・大量消費・大量廃棄を前提としたリニア型のビジネスモデルから脱却する必要があると考えている。製品づくりの段階から廃棄が出ない設計を考え、一度調達した資源ができる限り社会の中で循環し続けるサーキュラー型のビジネスモデルへの変革を目指すため、さまざまなアプローチを検証している。
・ニッコーの取り組みについて https://www.table-source.jp/nikko-circular-lab/
・ニッコーのサステナブルメディア[table source] https://www.table-source.jp/
- ニッコー株式会社とは
1908年(明治41年)石川県金沢市にて洋食器メーカーとして創業。現在、陶磁器事業に加え、地球環境を守るために大切な水を守る水創り事業と環境プラント事業、健康を守り心身をリラックスさせる理想のバスルームを提供するバンクチュール事業、生活の安全・安心をサポートする商品、快適性や省エネに貢献する商品を提供する機能性セラミック商品事業、これらの事業を通して、日々の生活をより豊かに、より快適にするために役立つ商品を製造し、提供している。
ニッコー公式サイト:https://www.nikko-company.co.jp/
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