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2024.02.21

映画『せかいのおきく』が国内主要映画賞で最高評価! 

100年後の地球に残したい「良い日」を「映画」で伝える『YOIHI PROJECT』が製作した第1弾劇場映画『せかいのおきく』(阪本順治監督、黒木華、寛一郎、池松壮亮出演)が国内映画賞を賑わせている。

2023年「第97回キネマ旬報ベスト・テン」第1位(日本映画作品賞)、脚本賞を受賞。第78回毎日映画コンクールでは日本映画大賞、脚本賞、録音賞の最多3冠を受賞するなど、権威と信頼のある映画賞で最高の評価を得ている。

2月21日(水)から韓国での公開が始まり、阪本順治監督が渡韓。2月25日(日)には『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ監督と、2月26日(月)には俳優のユ・ジテ(『オールド・ボーイ』)と登壇し対談することも予定されており、海外からの注目も高まっている。

『YOIHI PROJECT』は『亡国のイージス』『テルマエ・ロマエ』などで知られる日本を代表する映画美術監督・原田満生氏が発起人となり、気鋭の日本映画製作チームと世界の自然科学研究者が連携して、地球環境を守るための課題を「映画」というものづくりを通して次世代に伝えている。

 『せかいのおきく』は人々があらゆる物を大切に使い、人間の排泄物さえも肥料とし、限られた資源を使い尽くす江戸時代の<循環型社会>をテーマにしながら、貧しい時代に逞しく生きる若者たちの姿を瑞々しく描いた、阪本監督の新境地ともいえる作品。

 原田氏は、「低予算、撮影2週間、モノクロ、スタンダード、時代劇、オリジナル脚本という今の日本映画界ではマイナスとされる要素満載の作品『せかいのおきく』が、ここまで評価されるとは正直驚いている。ただ、この作品が、何かをこじ開けてくれて、新しい光が見えてきたと思っている。プロジェクトのチャレンジが間違いではなかったことも証明された。今後も、このように自由に映画を創り、様々な発信を行えるような空気を作っていきたい」と語っている。


『せかいのおきく』 

日本が世界の渦に巻き込まれていく江戸末期。寺子屋で子供たちに読み書きを教えている主人公おきく(黒木華)は、ある雨の日、厠(寺所有の公衆便所)のひさしの下で、雨宿りをしていた紙屑拾いの中次(寛一郎)と、下肥買いの矢亮(池松壮亮)と出会う。

武家育ちでありながら今は貧乏長屋で質素な生活を送るおきくと、古紙や糞尿を売り買いする最下層の仕事につく中次と矢亮。侘しく辛い人生を懸命に生きる三人はやがて心を通わせていくが、ある悲惨な出来事に巻き込まれたおきくは、喉を切られ、声を失ってしまう…。

脚本・監督:阪本順治 出演:黒木華、寛一郎、池松壮亮ほか

配給:東京テアトル/リトルモア/U-NEXT
映画公式サイト URL: sekainookiku.jp
公式 Twitter アカウント: @okiku_movie
Blu-ray&DVD 発売中 発売・販売元:TCエンタテインメント

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