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2024.04.08

八ヶ岳の麓に建築家がデザインした古民家宿誕生

長野県富士見町、八ヶ岳の美しい自然に囲まれた小六(ころく)という集落に、環境建築家・彦根アンドレア監修のもと、宿泊施設【古民家宿コロク】が4月26日にオープンする。古いものと新しいものが調和したこの場所では、古民家の温かみと現代建築の快適さを融合させ、それを通じて創り上げる体験ができる。

■古民家宿コロクのご紹介

約築100年の伝統ある古民家を、数多くの受賞歴を持つ環境建築家の彦根アンドレアさんが改装のデザインをし、生まれ変わった古民家宿コロク。寒冷地であるこの場所で、冬もあたたかく快適に過ごせるよう温熱環境が整うような断熱改修も行った。

ドイツ生まれのアンドレアさんの独特な感性が、伝統的な日本の古民家と現代的快適さ、デザインを調和させる空間を生み出している。

照明はイサモノグチのAKARI。
昔の囲炉裏を、当土地内にある石を組み合わせ、団らんの場所を再生した。
間取り図

近年、古民家を再生した宿泊施設や古民家に自ら改装する移住者が増えているが、特に冬の寒さが懸念され、住み続けることが難しいと判断されてしまうことが多くある。

そのため、この古民家宿コロクでは冬の寒さを凌ぐ工夫がほどこしている。

リノベーションをすることで、古民家に限らず、古い建物でも快適に暮らせることを、宿泊を通じて体験できるようにデザインした。

畳スペースでは、大きな窓から庭を望む事ができます。西日が差し込むので、お昼寝には最適の場所です。

西側の寝室には、和紙職人の千田崇統さんが作成した和紙の壁に囲まれ、落ち着いて眠りにつくことができる。和紙の中には、改装時、新たに加えたヒノキの柱のおが屑を入れて柔らかい質感にしている。

西側の寝室。寝室にはペレットストーブがあり、冬場も温かい室内で眠りにつける。
地窓とヒノキの床の部屋。

■併設の貸切サウナ、古民家サウナコロクでととのう

サステナブルな観点から、お湯を作るエネルギーをできるだけ減らすことにし、代わりにサウナで身体をあたためてもらえるよう、貸切サウナも併設。

心身ともにリフレッシュできます。

左手、屋外のととのう場。五右衛門風呂で水風呂に入る。右手はサウナ室内。

外の庭に面したサウナは、四季折々の気色を楽しめます。

■お庭で土いじり

宿前の庭に生えた野菜や果物は採って宿で調理したりその場で食べていただくことも可能。直ぐ側に土をさわれる場がある宿泊生活を通じて、「自分もこの町の一員になる」という新たな可能性を想像できるかもしれない。

家庭菜園畑からは甲斐駒ヶ岳をのぞむ事ができる。

詳細やご予約について

古民家コロクの公式ウェブサイトよりお問い合わせください
https://nennen-koroku.com/)

■古民家コロク概要■

【住所】〒399-0101 長野県諏訪郡富士見町境11184

【客室】 3 部屋、リビング、ダイニング

【面積】 約170㎡

【料金】 1 泊朝食付き 64,000 円(大人 2 名利用時、 税込み)〜

【対象年齢】3歳以下添い寝無料、4歳〜12歳は5000円/人

【SNS】lnstagram:https://www.instagram.com/kominka_koroku/

※このページの掲載内容は、更新当時の情報です。

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